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健康づくりの秘訣

歯と口の健康づくり

更新:2016/07/26(火) 10:39

 歯と口には食べることや会話をすることなどの役割があります。食べるためだけではなく、会話をして、コミュニケーションを取るためにも、発音に関わる歯や表情をつくる口は欠かせないものです。

 また、歯と口の健康は、全身の健康とも関わりがあることが分かってきており、生活の質を維持・向上させる点においても重要です。

口は歯の生え替わりなど、ライフステージによって状況が変化します。歯や口の病気を予防するためには、生涯にわたり歯や口の健康づくりに取り組むことが大切です。

 

成人期(お母さんになる女性の方へ)

 妊娠中はむし歯や歯肉炎になりやすくなります。しかし、妊娠時期によって、効果的な治療が出来ない場合があります。

 妊娠する前から日頃の歯みがきはもちろん、かかりつけの歯科医を持ち、定期的に健診を受けましょう。将来の赤ちゃんのためにも、むし歯や歯周病などの歯科疾患を早期発見・早期治療して、健康な歯と口を維持しましょう。

 

妊娠期

 乳歯は赤ちゃんがお母さんのお腹にいる時からでき始めます。お母さんの健康が赤ちゃんの健康な歯の形成に繋がります。お母さんは、ご自身とお子さんの健康に努めましょう。

 

<妊娠期間に心掛けること>

・子どもの丈夫な歯をつくるために、好き嫌いせず、栄養のバランスがとれた食事をとる。

・妊娠中はむし歯や歯肉炎になりやすくなるため、口の中の清潔を保つ。


 

乳幼児期

 乳歯が生える時期です。きれいに生えそろった乳歯は永久歯の健康にも関わっています。

また、生活のリズムの基本を確立する時期でもあります。

きれいで健康な乳歯を生えさせるために、しっかりとよく噛んで食べること、ブクブクうがいや歯みがきの基本を身に付けましょう。

 

<乳幼児期の歯の手入れ>

・ジュースやイオン飲料(スポーツ飲料)を哺乳びんで与えない。続けていると、ひどいむし歯になる可能性がある(哺乳びんむし歯)。

・生後6ヵ月頃、歯が生えてきたら、ガーゼや綿棒で歯の表面を軽く拭う(1日1回は口の中を覗いて見てみましょう)。

・離乳食が始まる頃、早くから甘い食べ物を与えないようにする。甘い味や濃い味を覚えてしまい、偏食やむし歯、肥満の原因になる。

・1歳半頃、上下の前歯がそろってくるので、この頃から歯ブラシで歯の手入れを始める。やわらかい乳児用歯ブラシで、お母さんの膝の上で優しく、軽い力で仕上げみがきをする(小学校低学年くらいまで)。

・正しい歯みがきやバランスの良い食生活をした上でフッ化物を応用すると、むし歯の予防にさらに効果的である。

 

 

 

<フッ素の働き>

1 歯の表面からフッ素が取り込まれると酸に対して抵抗の強い歯が作られます。

2 初期のむし歯は再びカルシウムが沈着すること(再石灰化)により元に戻ることがあります。

3 フッ素は、むし歯の原因菌の働きを抑制します。

 

フッ化物歯面塗布(歯科医師、歯科衛生士によるフッ化物塗布)

歯に直接フッ化物を塗る方法です。かかりつけ歯科医で、3~6ヵ月ごとに塗ってもらいましょう。

 

フッ化物入り歯みがき剤(ペースト・液・泡・ゲル)

フッ化物入りの歯みがき剤を歯みがきの時に使用しましょう。

一般のお店で簡単に購入でき、製品の箱に「フッ素配合」「フッ素入り」と書いてあります。成分欄には薬効成分として、「モノフルオロリン酸ナトリウム」「フッ化ナトリウム」などと表示されています。

 

フッ化物洗口(1分間のぶくぶくうがいで丈夫な歯)

フッ化ナトリウム溶液により約1分間洗口する方法です。実施するとむし歯予防に効果があります。使用に際しては、かかりつけ歯科医の指示により使用してください。

 

6歳臼歯

5~6歳くらいになると、乳歯の奥に「6歳臼歯」と呼ばれる新しい歯が生えてきます。

そっと生えてくるため判りにくいのですが、この歯は、初めての大人の歯です。

6歳臼歯は、ものを噛み砕く力が一番大きく、歯並びや噛み合わせの基本となる大切な歯です。

みがきにくい歯なので、むし歯にならないよう注意してください。

 

学童期

 乳歯から永久歯に生え替わる時期です。この時期にきちんとした歯の管理を怠ると、歯並びが悪くなったり、むし歯になったりします。歯みがきを入念に行うことが大切です。

 

<健康な歯をつくるためのポイント>

・正しい歯みがきを習慣付ける。

・強いあごを作るため、よく噛んで食べる(あごの発達が悪いと永久歯の歯並びにも影響し、むし歯や歯肉炎にもなりやすくなります)。

・おやつは時間と量を決めて食べる(だらだら食べは口の中が汚れた状態が続き、常にむし歯の危険にさらされます)。

 

 

乳幼児期に引き続き、正しい歯みがきに加え、フッ化物を応用するとむし歯予防に効果的です。

 

 

~ライフステージに応じたフッ化物応用~

永久歯は一度失うと二度と生えてきません。子どもが自分で上手に歯みがきができるのは8~9歳頃からですから、親御さんが仕上げみがきをしてあげてください。

 

成人期

 いつまでも自分の歯でおいしく食べるため、8020(ハチマルニイマル=80歳になっても20本以上の自分の歯を保つ)を目指して、正しい手入れを続けることが大切です。

 30歳辺りから歯周病(歯周疾患)になる危険性がでてきます。歯周病にならないために定期的にかかりつけ歯科医院で検査を受けましょう。

 

歯周病について

 歯周病(歯周疾患)は、歯の周りの組織が壊されていく病気です。痛みもなく進行するので気づくのが遅れがちになります。症状が進行すると、歯が抜けてしまいます。

 歯周病は、決して中高年の人だけの病気ではなく、30歳前後から歯周病にかかることもあります。その結果、40歳を境に歯を失う人が急激に増え始めます。

 

歯周病の進み方

歯周病の始まりは歯肉炎、進行すると歯周炎になります。

 

 

【歯肉炎】
歯と歯ぐきの境目は、健康な場合1~2mmの溝になっています。この溝に歯垢(プラーク)が付着することにより、歯肉炎は起こります。歯ぐきが赤く腫れて歯みがきの時に出血しやすくなります。

この段階であれば、正しい歯みがきだけでも治ります。

▼ 歯周病が進行するにつれて、歯ぐきの溝が深くなってきます。 ▼

【軽度歯周炎】

炎症が進み、歯と歯ぐきの間の溝が広がり深くなっていき(歯周ポケットの形成)、歯槽骨(歯を支えている骨)の破壊も始まります。

【中度歯周炎】

歯槽骨の破壊が進み、歯がグラグラし、歯肉はブヨブヨします。歯周ポケットから血や膿が出て、口臭もひどくなります。

【重度歯周炎】

歯槽骨はほとんどなくなって、ついには抜けてしまいます。

 

市町によって40歳、50歳などを対象に歯周疾患検診を行っています。

詳しくはお住まいの市町にお問い合わせください。

 

歯周病の予防

 生活習慣の改善と歯みがきが重要です。

自己管理

■生活習慣の改善

・歯ごたえのある食品や食物繊維を多く含む食品をよく噛んで食べる

・生活のリズムを整える

・3度の食事以外の飲食の回数をなるべく少なくする

■効果的な歯みがき

・歯ブラシは鉛筆を持つように軽く持つ

・歯垢が溜まりやすい所(みがきにくい所)を丁寧にみがく

・歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目にあてる

・軽い力でみがき、小刻みに動かす

・みがき残しを少なくするため、みがく順番を決める

・1日1回は、糸ようじや歯間ブラシなどの歯みがき補助器具を使う

・歯垢染め出し液でセルフチェックしてみる

歯科医院での予防と治療

・歯みがきが正しくできているか、管理・指導をしてもらう

・自分ではきれいにできない歯面・歯ぐきの溝にある歯垢や歯石を除去してもらう

・初期の歯周病は自覚症状が現れにくいので、異常が感じられなくても、定期的に歯科医院で検査を受ける。定期的に受診することで、早期発見・早期治療をすることができます

 

 

むし歯や歯周病を予防するためには…

1 効果的な歯みがき
2 正しい生活習慣
3 かかりつけ歯科医をもち、定期健診受診が大切です。

 

栃木県では、県民の歯と口の健康づくりを推進するため、
さまざまな対策に取り組んでいます。

栃木県のホームページはこちら

 

 

歯と歯ぐきの危険度チェック

No.

チェック

項目

1

 

歯ぐきから血が出る

2

 

歯の表面を舌で触るとザラザラする

3

 

口の中がネバネバする

4

 

歯ぐきを押すと膿が出る

5

 

歯ぐきがむず痒い

6

 

口臭があると人から言われる

7

 

歯と歯の間に隙間ができた

8

 

歯石が溜まっている

9

 

冷たいものがしみる

10

 

歯がみがけたことを確認していない

11

 

1年以上歯科健診を受けていない

12

 

歯の抜けたところをそのままにしている

13

 

うまく噛めない

14

 

入れ歯の手入れをほとんどしたことがない

<あてはまる項目のある人は、すぐに歯科医師に相談し、診てもらいましょう>

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